「死神を食べた少女」

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なろう作品で、「死神を食べた少女」
全37話
335,261文字
七沢またり
2012年12月23日が最終更新日

見ての通り全37話の作品です。
ですが読み応えは十分あります。
1話1話がとても濃く惹きつけられます。

戦禍に巻き込まれ、財産、食料、命が奪われる貧しい農村
不作続きで飢えに喘ぐ村人達野元に、容赦なく訪れた蹂躙者達

冒頭は良くある設定ですね。

痩せ細った1人の少女は身動きする気力、体力すら残されていない

なぜなら、少女は満足に農作業もできず家族からも厄介者として扱われていた

そんな少女のたった一つの欲求が「お腹が減った」という、人間の本能とも呼べる欲望だった。

この物語のヒロイン「シェラ」は体が弱く働くことができないため、家族からも村人からも厄介者として扱われています。原作でも書いてありますが、他の村であれば口減しのために殺される・・・こともあるのですが、この村ではギリギリ生きる程度の食糧を与えられ生かされている状況です。


村が蹂躙され納屋に潜んでいたシェラにも見つかり襲われます。衣服を破かれ襲われても生きる気力がないシェラには無抵抗のままです。


襲われているシェラが見たものは・・・\


押し倒そうとしている男に死神が見える・・・



まるで自分の命を刈り取るために現れたのだろうか。


だがシェラは衣服が乱暴に破かれても最早どうでもいい


お腹が空いている・・・
そうシェラは乱暴に扱われようとお腹は満たされない。



少女は押し倒されていようが鼻歌混じりに辺りに食べ物がないか探す。


そして、押し倒した男と少女の目が合う


「お、お前は、一体・・・」


「・・・・そう」


「な、何?」


「貴方とっても美味しそう」

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死神が取り憑いた男を見つめ、歯を剥き出しにし思った

「こいつのやっ笑かそうな喉元、とても美味しそう」



そうシェラは、男に取り憑いた死神ごと喰らいつく。



これが、この作人の序盤のストーリーです。

全37話ですが、とても濃い内容です。

何も食べれなかった時の強い空腹感を満たすように、その後を生き抜きます。

女兵士になり、死神の鎌を持ち、活躍する

少しジャンヌダルクと被りますが、とても引き込まれる作品です。


37話ですからね!


軽い気持ちで読めます!!


ぜひ「なろう小説」で検索して読んでください!














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